2004年 11月 16日
2004.11.16 バンコク旅日記.1 プロローグ編
いやー...行ってきたよバンコク!そんで帰ってきたよ!というわけで、バンコク旅行記ぼちぼち綴りたいと思います。
しかし楽しかったなあ、一週間...。

そう、そもそもなぜ急にバンコクに行ったかというと「FAT FESTIVAL」という20万人集まると言われるタイのロックフェスを見に行くためだったんす。今年の4月にラジオFAR EAST SATELLITEで「タイのインディーミュージックが熱い!」というような特集をやったのですが、そのときは私はAD(しかも入りたて)として収録に参加していました。「タイの音楽?全然知らねー」って感じの私だったわけですがゲストにあらわれた「タイに留学していたタイのユースカルチャーに異常に詳しい」という謎のふれこみ(?)のひょうひょうとしたただならぬ若者木村和博君紹介によるタイのインディポップミュージックの数々を耳にして衝撃!まずタイについてあまりにも無知でステレオタイプのイメージしか持ってなかったんだけど(カレーとか、象とか、仏教とかそういうイメージね)それがしっかりぶっ壊れました。ちゃんと若者文化があるんじゃん!と。

b0054875_1810336.jpgb0054875_18101929.jpgb0054875_1810382.jpgそれからここで木村君がかけた音楽のほとんどが、タイであろうとなかろうと関係なくとにかくよくて、CDを欲しいと思ったこと。「これはエイフェックスツインみたいだね」とか「これはカーディガンズみたいだね」とか指摘はできるもののどれも独特のからっとした共通の乾度を感じる、どの国でも今まで聞いたことの無い感覚。そこにさらにインディビジュアルな味が当然入る。おもしろい咀嚼が心地いいやら気になるやら。CDのジャケットを見せてもらったらどれもなんか可愛い(紙ジャケが多い)。つうかひねりがある。

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そしてだめ押しに司会のtuk tuk cafeフーコが「タイには”FAT RADIO”というインディー音楽専門のラジオ局があり、毎年大規模なFESを主催しているんだけど、去年旅行中にそのFESに行ってびっくりしました。だってタイにこんな風なおもしろいロックやポップの音楽シーンがあるなんて!ものすごい楽しかった」と言うではないですか!なにそれー、楽しそうー、行きてー!!と妄想がbombしました。ちなみに「FESで飲むタイのビールがうまかった!」と話していたのも大きく惹かれました。

そんな訳でその収録をきっかけにタイカルチャーが気になりだすと、世の中でも「EYESCREAM」や「esquire」や 「STUDIO VOICE」など日本の雑誌がバンコクユースカルチャー特集を組み始め、9/11,12にバンコクで「SOI music festibval BANGKOK(日本からはコーネリアス、スパンクハッピーが出演。バッファロードーターの大野さんとZAKさんもZAKYUMIKOで急遽参加!)」が行われ、東京でも10/29,30,31にSOI music festival TOKYOが行われたのです。その直前にFAR EAST SATELLITEではふたたび木村君と、「SOI」の相棒というかリーダー(?)の歌って踊れる脅威の建築家、遠藤治朗さんの2人をゲストに迎え、バンコクでのフェスについて、そして今度行われる東京でのSOI fesについて話を伺いました(今回の司会はワタシ!)ますますタイへの興味は募るばかり....。しかも「KiiiiiiもSOI fes初日に出ない?」とお誘い!「ライブは控えてレコーディング!」と決めていた期間だったので大いに迷いましたが、あまりにも面白そうだったので出る必然性を感じ出演を決意。ただしシークレットで、という条件で。

しかしみなさんご存知の通り、ウタコののどの病により出演できなくなりまして....しかし、SOIに、タイに、興味津々の私は初日からお客としてはりきってわりきって見に行ってきたわけです。そのへんのことは以前にも日記に書いたのでそちらも参考に。初日は映像作品中心。漫画家ウィスット・ポンニミットくんの新作アニメや突抜天才ウィットさんのお絵描きVJなどなど、おもしろさ(頭で考えて理解できるおもしろさもあるけど理屈抜きで身体的にビリビリおもろい、と感じてしまう!)に泣き、笑いました。)b0054875_18145674.jpg

ライブはsaliba bastardというバンドが出演。遠藤さんから「超ドへたでクールなスクールロックバンド」と教えられていたのですが、これがまさにそんな感じで!私のツボでした。見た目も可愛い男の子4人バンドの非力きわまりないヤラセ的ギターバトルはキュートで失笑スレスレの爆笑を誘います。とくにドラムがやばくって、顔が可愛いのになんか叩いてるときに口が開いててアホっぽいしちょっとオドオドしてるし、指先のない手袋しててかっこつけてるし、シンバルの位置が異常に高いのにhitが安定してないので倒しちゃいそうで危ういし、うまさよりももっと大事な「一瞬・青春・きらめき・奇跡(なんじゃそりゃー!)」を感じました☆(ほんとかよ!)。スリルってドキドキ、ドキドキは恋に似ているって感じスかね!こういうものを見られるって幸せ。意外に曲も良いんだよね....不思議ー!salivaを見終わった後、遠藤さんに「ね、Kiiiiiiiiと対バンさせたらいいなと思った気持ちわかるでしょう?」と言われ、「ホントだね!」って気持ちで光栄やら悔しいやらでほんとはちょい涙が出ました。私もこの場、この空気に、見るだけじゃなくて作り出す方で参加したかったよ....!

その翌日はSOI electronica night。友達の結婚式に出ていた私にFAR EAST SATELLITEのディレクターのスギヤマさんから「futon最高ー!」みたいなメールが届く。番組で音を聞いたときに一番気になったのはfutonとcliquetpar、それからbear-garden。前出の二組はelectronica nightに出演だったので見られず無念...。しかもfutonはステージがまたおもしろい!ってのも聞いてたし...ハーいいな!(結婚式たのしかったからオッケーだけどね!)

そして最終日10/31、Buffalo daughterも出演のSOI Rock nightにDJ子供君と出動。
これは前にFAR EAST SATELLITEのwebに書いたレポート。(レイキンじゃなくてタダちゃんの方がね)

“SOI-Rock night”速報

“SOI-MUSIC FESTIVAL”、番組スタッフ・タダレーコは初日の“SOI-Visual night”に続いて3日目の“SOI-Rock night”に参戦。出演は、バンコクからBear garden(女の子ボーカルのバンド)、Death of a sales man(文系男子ギターロックバンド)、Photosticker machine(スタジオミュージシャン系超絶テクバンド)そして日本からは我らがBuffalo daughter! そして前情報でスペシャルゲストとしてmodern dog(バンコクの超人気ギターバンド)のpodさん、ショーン・レノンさん、そしてChibo mattの本田ユカさんが来ると聞いてたので楽しみにしながら青山CAYへ。

やむをえず遅刻して行ったらBear gardenは終わったとこで(トホホ!)、続いてDeath of a sales man。見た目がもんのすごくたよりな〜い5人組(とくにギター2人は中学生のバンドかと見まごうほどの雰囲気が頼りねーの! ボーカルは黒ぶちメガネ)にもかかわらず、音は分厚い、というかものすごい安定感&グルーブ感! ちらしに「ベック、レディオヘッドに影響を受け…」と書いてあり、まあその感じのギターバンドなんだけど…独特! なんかからっとしてるというか、バンコク通過するとこんな感じになるのかー!と思った。VJもよく合っててグー。メロディーも良いしCD欲しい! 

続きましてThe photo sticker machine。浅野忠信主演の映画『地球で最後のふたり(Last life in universe)』)のサントラを手がけたバンドなんだけど、普段はみんな別のバンドをやっており、このバンドではあまりライブはしてないらしい。サントラはちょびっと聴いたけどオシャレな感じだった。の、だが! ライブはまずインストでスタート。かなり平均年齢が高い。そしてベース(ぴたっとした七分袖の黒いTシャツを着ている)もギター(ストラップ短い&ヘッドがない)も異常にテクニシャーン。なんつうか、よくわかんないんスけど、フュージョン! スタジオミュージシャン! ってかんじ(フュージョンってよくわかんないっすけど…ステレオタイプなイメージですいません!)。シンセとドラムも然り。2曲めでヨーロピアンな若い女の子が現れてボーカルをとり『地球で最後のふたり』のサントラに収録された曲を歌った。一曲終わると「次はワタシも大ファンのシンガーの登場です」とアナウンスして退場。

すると会場にものすごい形相のなまはげが美人になったみたいな女子が現れる(長くのばしたボリュームのある黒髪とボリュームのある黒いロングドレス、額には赤いライトストーン風のものでできたティアラとハチマキのあいのこのようなものをつけている。顔はディズニーの「白雪姫」に出てくる魔女風)。そのスピリチュアルな(?)見た目にすでに度肝をぬかれているというのに、歌いっぷり&踊りっぷりも豪放、というか味付けが濃くて軽く胃をやられた。でも聴いてるうちに意外とこの超絶テク・フュージョン(80年代のNY風)&ナマハゲビュ−ティーオリエンタルスピリチュアルシンガ−対決、悪くない、いやむしろおもろい音かも....なんて思えて来ちゃうからアラ不思議。SOI-FESマジック!

この後、主催の遠藤さん木村君の「SOI」ご両人から、協力してくれたみなさんへの感謝の気持ちが述べられスペシャルゲストたちの紹介。ポッドさん、ショーン、ユカさんが登場!!! わー!! Buffaloの大野さんがベース。ユカさんは銀色の2本角をつけててとってもキュート。まずショーンがボーカルで一曲、続いてポッドさんがボーカルで一曲。即席のバンドなんだろうけどさわやかなまでに一体感のある演奏でなんか会場が暖かくなる(or 温かくなる)。短かったけどとってもスペシャルな時間だった。ちなみに大野さんはモダンドッグの新曲のプロデュースをやってるそう。楽しみ!

そしてそして最後はBuffalo daughter。チラシ&ライナーにかいてある小野島大さんのコメント「ポップでキュートでエクスペリメンタル。ミニマルでモンドでサイケデリック。エレクトロでプログレでロックンロール。メカニックでフィジカルでスピリチュアル。トリッキーでユーモラスでストレート。ニュー・ウエイヴでオルタナティヴでパンクでファンク。そのいずれでもなく、またそのすべてでもある。」のとおり、ほんとにBuffaloは、Buffaloのライブは、すばらすぃー!!音が気持ちよくてしょうがない。全員かつらをつけて登場(ほんとみんなチャーミング)。そうか、今日はハロウィンだもんね。あとはもう……I can't discribe!!(出たー! レポート失格!)とにかくよかった、踊りまくってきた。しかし時間が押し押しでアンコールの途中で退出…。無念!でもエキサイティングなものをインプットしすぎて早くアウトプットしたい!と体がブルブル。
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しっかし、今回来たタイ・ピープルたち、ほんとみんなすごかった(わたしの心のMVPは3日間通しでVJをやっていたウィットさん! どのビジュアルもほんとに刺激的だしおもしろいし……すごい才能です)。

“SOI FES”3日間のうち2日間ずつ参加したFAR EAST SATELLITE番組スタッフはもう完全にタイのポップカルチャーのやばさに気付いてしまって、今週末は“FAT FESTIVAL”(タイのインディー音楽をかけまくるラジオ局「FAT RADIO」が主催の大規模な音楽イベント。でも音楽だけじゃなくいろいろ出るらしい。一つのジャンルに固まらず、いろいろなカルチャーがフリーにミックスされてるのがバンコクっぽい、のかな?)を観にバンコクに行くことをいきなし決意(タイ初上陸!)。みんなも行こうぜー、渡航費往復32800円だよ!ぜひぜひタイ・カルチャーをがつん目の当たりにしに行こう!
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そんなわけで、スギヤマさんと「バンコク行きたいすねー」「来週FAT FESだねー」「行きますかー?」「行っちゃうか!」となったのですよ。こういう時に来た波みたいなものにのれるかのれないかで人生の楽しさが決まるような気がしちゃうので、私はこういうの絶対のります。だってのらないとおもろくないっしょ!お金ってこういうときに使うんっしょ!無い金もひねりだすっしょ!futonとcliquetparとbear-garden見るっしょ!!

....というわけで、やっとプロローグが終わったっちゅう感じだね。ワタシさあ〜、話が早いんだけど長い〜よね(←ダラダラしゃべんな!)めんごめんご!

ともあれ、FAT FESは11/6,7の土日なので金曜の夜に出発しようと言うことになり11/2から航空券探しを行い、11/4昼に格安航空券(ユナイテッドで行くタイ・バンコク直航便¥5万円也。32800円航空券は乗り継ぎが大変だったので時間がない我々には不向きだったのであります)をスギヤマさんともども購入!(ギリギリセーフ!)

11/5は朝からラジオの収録で、私はスタジオには行かず会社で待機し、来週1週間のぶち抜きド休みへのほのかな詫びを態度でしめしつつ、収録した番組のダビングとキューシート、発送準備などを昼の2時半まで行い、バックパックをしょったスギヤマさんと会社を出発(スギヤマさんはなんと月曜帰りの2泊3日コース!私は一週間滞在するのでちっちゃいガラガラ引くトランク)。品川発の成田エキスプレスの券を買ったら3000円。た、高いー!弁当を買ってたらせっかくの成田エキスプレスに乗り遅れそうになるがダッシュですべりこみセーフ。成エキに乗って飯を食うやいないや爆睡。あっちゅうまに空港です。

しかし何度来ても空港っていいよね...。飛行機大好きだし(小学生男子)、旅だなァ〜って感じ!入念な荷物検査にひっかりつつ(偉いぞ空港!なにかあってからでは遅いのです。)無事チェックインし、ピザとビールで出発祝い。ゆとりを持って搭乗ゲートにむかったはずなのに途中の本屋でどえらくひっかかってたら「お客様のお呼出を申し上げます、スギヤマさま、タダさま....」と前回のデンマーク旅行の時同様うっかり最終搭乗者。私が通ると無線で「タダ様通りましたー」とトランシーバーで連絡されてる...ごめんちゃい!冷ややかなお客さんの視線に耐えながらなんとか搭乗&着席。ビールとダッシュが効いちゃって救命胴衣の説明を受けながらまたも爆睡...。
7時間後にタイに着きまーす。(つづく)
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by kiiiiiii | 2004-11-16 11:58 | Lakin's THAI diary


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