人気ブログランキング |
2004年 11月 20日
2004.11.19 バンコク旅日記.5 練習&本番編
b0054875_73234.jpgさてあとは練習練習また練習です。ちなみに練習といえどもドラムセットがあるわけではありません。曲を聴きまくって要点を教えてもらってエアードラム(ドラム叩くふりね)するだけです。ライブでは全部で3曲やるけどそのうちドラム曲は2曲。そのうちの1曲「Sudnarok in the morning」を主に覚えてほしいとのこと。「練習は一日だから、たくさん期待はしていない」といいつつ、高みを目指してどんどんスパルタになるbanggくん。ヒー!須藤さんとワタシを一緒にしないでー!ワタシはすっごくいけてる(!)ドラマーだけどめちゃヘタなんだぞ!(きっぱり)

でもわたしも「アタイなんてはこの程度しかできない!」とかハスッパに決めこまずに真っ白に曲を聴きまくって、banggくんのこの曲が何を言いたいのかわかるよう心を澄ましてどんどんしみ込ませよう〜としました。あとbanggくんは結構人格者ではありますが、指導方法は自分の世界に入りすぎてオリジナルオノマトペで繰り出されるので、なかなか苦労...。でもあまりにも自分の世界に入ってる感じが素晴らしいので吹き出しちゃっておもろかったです。素晴らしいものってたまに笑えるっしょ。でもワタシも途中でプチっと頭の回路が切れて「もー、お前何言ってるか全然わかんねーよ!」と咆哮(爆笑しながらだったけどね!)。

そんなわけでワタシもあられもなくエアドラムしまくり、banggくんもあられもなくコンダクトしまくりで、とりあえず曲はめちゃめちゃ聴いただろう明け方5時頃、もう脳みそに糖分がゼロになってきたのでお開き。ふと後ろを振り返ってみるとスギヤマさんはがくんがくんと船漕ぎまくり。よく頑張ったぜ、一日マネージャー....。タクシーで帰宿。

朝10時に競馬場集合だったのでまた朝9時ロビーにスギヤマさんと集合。さすがにカオマンガイとか食べられる気分じゃなかったのでカフェで朝食。スギヤマさんはパンケーキ、ワタシはミロ(!)とフルーツヨーグルト。あんなに何十回も聴いたのに目が覚めたら曲をさっぱり忘れてて驚いた。でももう一回聴いたら絶対思い出せるだろー、ケセラセラー(オレB型)。しかもカフェのTVでサッカーがやってて、ふと見たら中村俊輔!なんとなく吉兆を感じた。(いろんな現象を吉兆に結びつけるの大得意)


b0054875_7334637.jpg待ち合わせ時間より早くついたのに競馬場入り口でbanggくんと遭遇。しかし浮かない様子。なんと昨夜FESの中で喧嘩があったり色々クレームが来たとかで時間に大幅な変更があるらしいとのこと。...うーん、タイのフェスってゆるすぎて出演者にはちょっち大変かもねー。しかも酔っぱらいがことの発端だったせいで本日のアルコール販売は禁止!ショーック!学園祭みたいだね.....トホホ。
まったくひとけのないブースゾーンへ行き早速曲を聴こうとするがまだ電源が通ってない。しばしこの広くて無人の競馬場フェスの空間感を楽しんで過ごす。
出番は19時からのはずが16時に変更。緊張する時間が短くなってよかった。でも別に緊張してないけど...。なんかもう夢のまっ只中みたいなんだもんで、なにがどうなってももう全部オッケーっすよって感じだった。外が暑いとかタイの気候のせいかなー?

b0054875_73657100.jpg
12時からリハーサル。でっかいくらげのようなドームに侵入。あたりまえだけどタイに来て初めてドラムセットに座る。わたしはドラムが大好きなのでドラムに座っただけで気分が良くなる。ドラムセットの中にいると我が家のソファに居るかのようにくつろぐよ....。このフェスは大きい〜くじらみたい。そのくじらの胃の中に、これまた大きい〜クラゲがいて、さらにそのおなかの中にドラムセットがあって、さらにその中にワタシはいるんだなあ〜、ちっちゃいなあ、自分....とか考えて楽しくなった(小学生とか多分よくこういうこと考えてるはず)。

b0054875_7381449.jpg


CliquetparのいるレーベルSo::onのリーダーでSpace buchaの清水さん(タイ在住)がスティックとか用意してくれたようで、更にお水持ってきてくれたり、言葉がイマイチ通じぬ不安な環境の中何かと気を使ってくださり感謝!てなわけでリハーサルスターツ。生まれて初めてヘッドホンをしながらの演奏。ヘッドホンでクリック音を聴き、アンプからBangg君が出してる音を聴く。なにしろ時間がないので、いろんな自分のバリアを取っ払って最短距離で良い演奏にしようと恥じることなくヘタ全開で叩きました。そして曲の要点もうまいこと合わせられてなかなか良いリハーサル。しかしたまに音が膨張&拡散して聞こえなくなるのが気がかりだが....。しかしなんにせよイメトレばっかり何時間もやっていた物をドラムでやれただけでもかなり幸福感が押し寄せて血が泡立った。

「とにかくサインを出すからそれを見てね!」「おう!」と頼もしく交歓したあと、軽くご飯を食べたら、アラもう本番。KiiiiiiiTシャツに着替える。BanggくんもCliquetparTシャツ(20世紀少年”ともだち”Tシャツ)に着替えて本番です。

舞台に上ってKiiiiiiiiの時と同じようにバムセを取り出す。「あのさーワタシこいつがいないとうまく演奏できないから舞台にいさせてやって☆」とBanggくんにバムセを見せると「なんだそのキモチワルイ奴は〜!」と罵られましたが、意に介さずターンテーブルにバムセ鎮座。以下写真で。


b0054875_7393010.jpgb0054875_7395177.jpgb0054875_740886.jpg


と言う訳で.... どんなだったかというと、本番はもうもーーーーのすごい音の拡散ぶりで音がネズミのように逃げて溢れて行き、霧や綿雲のように膨らみ、さっぱり曲の正体がつかめぬまま最後へ到達してしまいました。1曲目の全然練習してないインプロ大会(曲名忘れた...)はだいぶ気分よくできました。2曲目、Banggくんがひとりで演奏する「Farewell bitch」(ひでえタイトル!)でもこれがまた良い曲でね。ワタシは特等席でその演奏を聴けたので、ドラムセットに座りながら超ノリノリで踊りました。その時ワタシはとてもCliquetparのファンだなあと思い、こんなところで見れてなんてラッキーなんだと感じました。
そんなこんなで3曲目の「Sudnarok in the morning」....。上に書いた通りです。でもその霧の中、「曲は今何を言っている?」「banggくんは今何を言っている?」と全身でテレパシーでわかろうわかろう!と頑張って最後だけは合わせられました。終わったあとお客さんから拍手をもらい、そしてBanggくんと握手をして退場。
もっともっと良いドラムができたはずだからすごく不完全燃焼でトホ!っていうのが正直な気持ちだけど、でもやるだけのことはやったし、しょうがない。そうだ、しょうがない!フガー!となっていたらいろんなお客さんたちに話しかけられ「すごくよかった!こんなの見たことがないよ」と言われた。そうだよね、Cliquetparくんはすごいんすよ、だからちょっとゆらいだって初めて見た人々はまったく意に介してないみたい。良かった良かった。みんな楽しんでくれたのね。
それから「あなたはきっと普段はパンクのような音楽をやっているようなドラムだったね」と2人に言われた。まあそうっちゃそうです。

しかしやっぱり終わってほっとした!あとは....遊ぶだけー踊るだけー騒ぐだけー!FUTON!Fantastic plastic machine!
(つづく)

by kiiiiiii | 2004-11-20 07:47 | Lakin's THAI diary


<< 2004.11.21 いちょう...      2004.11.19 バンコク... >>